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海洋研究開発機構JAMSTEC~地球シミュレータ見学!

事業仕分けで話題になっていますが、先日、JAMSTEC恒例の施設一般公開日に行ってきたときの写真をアップしておきます。

この日の最大の目的は、前回来た時には抽選で当たらなかった「地球シミュレータ見学ツアー」に再チャレンジだったのですが、サイエンスカフェでも、海関係で面白そうなものを見つけて楽しみにしていました。

最初のサイエンスカフェは『巨大波発生~謎の海難事故に迫る~』です。

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「巨大波=フリーク波」が海難事故の現場では噂になってきましたが、あまり科学的な観測や実証がされていない分野の話です。

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何10mもあるフリーク波は、まったくと言っていいほど詳しい観測データが無いために、『海の伝説』的な騒がれ方だったのが現実でした。研究されてきた中でも、通常の波のエネルギーの重ね合わせの理論上では、平均の4倍以上の波高は「3000万年に1波」という発生確率しかない。

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最近の研究では、フリーク波が発生する理論モデルが作られ始めている説明がありました。

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謎とされている海難事故も、『三角波』説が言われながらも、このフリーク波が現実に起きている可能性がないでもない、らしい。

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最近の事例で事項当時のデータをシミュレーションで再現してみると、確かにフリーク波の可能性が高まっていたらしい。

難しいのは、こういった計算上はあくまで発生確率が高い/低いの世界の話で、現実の観測実績がほとんどないことが問題だそうな。たしかに広大な海洋での観測は非常に費用がかかって難しいのだろう。ただし、こういったことがシミュレーションで予測できるようになってくれば、大きな海難事故を防ぐことが可能になるかもしれません。


つづいて、サイエンスカフェで『温暖化で氷が解ける!グリーンランド』を聴講。こちらも非常に興味があります。

「氷床が融ける」というのは、もちろん地球温暖化現象によって気温が上昇することによって発生するのですが、グリーンランドでは、いったん氷が融け始めると「正のフィードバック」効果によって加速度的に融けていくことが予測されているそうです。

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圧巻は、最後に見たシミュレーション映像でした。グリーンランドの気温が現在よりも8度上昇した場合、氷がどのように融けていくかのアニメーションでした。上右は0yr(0年)。下左が1960年後、下右が5000年後です。グリーンランドの氷が総て解けると海面が数メートル上昇すると言われていますが、5000年ぐらいかかると言う話です。『な~んだ』とも取れる話です。そんなに時間がかかる話なら今深刻に考える必要はないのではないかと。まあ、これは理論上の単純な氷床シミュレーションです。実際には、こんな簡単な話ではないでしょうね。

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さて、メイン目的の「地球シミュレータ見学ツアー」ですが、1日7回開催され各回30名が参加できますが、抽選は毎回多数の応募で中々当たらないのです。今回は、来場時に2回分の抽選整理券をゲットしておきました。今回は1回目の抽選結果で、補欠当選の4番目に当たっていました。しかも、ちょうど30人目になってギリギリセーフで参加できちゃいました!本当にラッキーでした。
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参加者はヘルメットを被り、最初に施設内の説明を聞きます。建物は3層からなり、最下層が空調施設、中層が配線ケーブル用、上層がコンピュータ室になっています。

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ご存知の通り「地球シミュレータ」は今年換装が行われ、第2世代ES2になっています。現在の世界のスパコンランキングでは22位、国内では1位になっています。このコンピュータでは地球規模の自然現象の解析や将来予測計算が行われていて、そのことが「地球シミュレータ」と呼ばれる所以です。

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さて、いよいよ見学ツアーが始まります。まずは建屋の説明。建物全体が免震構造となっており(左の建物の下に黒いスキマがあるのがわかるでしょうか)、さらに落雷からの防御と電磁波の影響避けるための強化樹脂繊維を鉄筋の代わりに使った構造体となっているそうです。

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一階部分は、コンピュータを一定温度に冷やすための巨大な空調設備が轟音とともに稼動しています。

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メインコンピュータです!NEC製の「SX9」がずらりと並んでいます。参加者一同しばし眺めるのみ。

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8個のCPUを持つSX9が160台稼動している、コンピュータの間を歩いて見学しています。

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見学のために一部、中層部の配線ケーブルを見られるようにしてあります。光ファイバのケーブルは220kmあるそうです。

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ストレージ類のキャビネットが周りを取り囲んでいます。すごい数です。

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コンピュータルームの天上の照明は計算機に電磁波の影響を避けるために、室外の光源からライトチューブで室内に取り込まれているそうです。けっこう暗い中でうなりを上げている「地球シミュレータ」はなかなかのもんでした。

最後に参加者全員で記念撮影がありました。子供たちもはしゃいで楽しかったです。

20091107_imgp8205 施設一般開放の全体は、前回同様、とても子供連れの参加が多くて、楽しそうでした。3Dシアターや展示室もあるので、かなり楽しめるオススメのイベントです。

海洋研究開発機構JAMSTEC 横浜研究所
 

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コメント

じゅごん

グリーンランドの氷が融けるだけで縄文海進なみに海面上昇なんですね。当然そこまで気温上昇していれば北極や南極の氷も溶けてるだろうから。。日本沈没?
それが5000年後の姿だとしたら、今のような大陸に戻るのは何年後なんだろ。

tetsuyak

じゅごんさん、ご無沙汰しています。詳しくはわかりませんが、南極、北極の状況はグリーンランドとはかなり違うそうです。グリーンランドの内部では、温暖化で氷が融ける=土地が増える、ということで賛成という政治的な意見も多いそうです。

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