2006年7月8日(土)~9日(日) ツアーリーダーワークショップ2006@西伊豆
昨年参加したTLS(ツアーリーダーセミナー)参加者の4人で幹事となり,アマチュアカヤッカーによるレスキュー自主勉強会の内容のこのワークショップを開催しました。中部地区で行われたものを参考に,TLS復習をメインに行いました。新しいレスキューDVD学習やインシデントケーススタディなども行いました。
関東から、静岡から、東海から、参加者が集まりました。お天気はいまいちですが、会場とした西伊豆/岩地の海岸です。小さいですがきれいな浜のあるところです。浜の真ん中に温泉に浸かれる船?があって海遊びにはなかなか良いところなのです。国道沿いに大きな無料駐車場ができたのも利用しやすいところです。

1泊2日のワークショップの始まりです。Tさんが全体の説明をして始まります。

最初は、一人では練習できないグループレスキューのデモをおこなって参加者での練習を行います。写真は、通常のレスキューMENUでは滅多にやらない、二人だけの同時沈脱の際の再乗艇。想定としては、一人が沈脱してレスキューしようとしたら自分もひっくり返ってしまったというハナシです。私などワイフをレスキューに行って自分も沈するという実際にありそうな想定です。
二人しかいない場合、海中にいる自分たちでカヤックの水抜きを行います。一艇の上にもう一艇をのせてひっくり返して排水します。

2艇を並べて、一人(レスキュアー:助ける人)が自分のカヤックの上に乗りながら、向こう側にある相手のカヤックのコックピットを抑えて乗り込むのを支えます。一人が再乗艇したら、支えてもらってもう一人も乗り込みます。デモの後では、参加者めいめいで、その他知っている限りのレスキュー方法を試してみます。今回の重要な目的は、さまざまな方法を自分でやってみて、その感じを体感する、良い感じの方法があれば実際に使うことを考えておくことです。イザという時には、知識で知っているだけなのと、実際にやってみたことがあるのでは雲泥の差があります。この実践がTLWの大きな目的です。

いろいろなレスキュー方法の体験会を午前中行って昼食の後、午後は、模擬グループツーリングに出かけました。ツアーリーダーを立候補してもらって、みんなでツーリングに出かける想定での実践練習です。全体の人数からすると、小グループに分けるのか、コースはどうするか、サブリーダーをどうするか、などなど、実際に進めていく中で全員が考えながら学ぼうとするものです。

参加者がさっそく沈脱役を買ってでて、突然の転覆。すぐ近くにいるメンバーがレスキューにかかります(写真奥のレスキュー)。今回はメンバーがサポートに行き二人でレスキューしています。通常、二人一組のバディシステムで行動する場合が多いですが、レスキューはバディと二人だけでしなくてはいけないものではなく、サポートが着けば更に安全になるケースがあります。この間、リーダーは他の人を集めて安全に待機できるように指示します。とここでもう一人がひっくり返って沈脱(写真手前)。そこでは固まって安全待機していたため、直ぐ近くにいたツアーリーダーがレスキュー。リーダーは常に全員の状況を把握しているべきなので、レスキューは他の人に指示して行うのがセオリーですが、まわりが危険な状況でなければ、直ぐ近くにいたリーダーがレスキューした判断は、とても良かったと思います。

練習だけでなく、西伊豆らしい洞窟くぐりでも楽しみました。うねりがあったので少し緊張でしたが。。。

うねりの打ち寄せる岩場近くで緊張します。

うねりで少し荒れる中を漕いで行きます。ツーリングとしては、あまりイイ海況とは言えませんでしたが、こういった練習会にはピッタリの状況でした。

岩地海岸まで戻ってきて、またあれやこれやを練習など。上の写真は何をやっているかというと、自分のカヤックが満水状態になっているといかに不安定なものかを『やってみている』ところです。知識としては知っていても、実際にどんな風になってしまうのか体感したことがあるのとないのとでは全然違うはずです。
夜は宿舎で、模擬ツーリングでの気づいたことなどの反省会から始まって、ルートファインディングの話や、海上保安庁に救助要請をしたケーススタディーを読んで救助要請「118」する決断ができるかなどなど意見交換したり、それぞれが普段携行しているファーストエイド用品のおすすめ話、海外のレスキューDVDを見て「この方法、明日やってみよう」などなど、お酒を飲みながら有意義な時間を楽しく過ごせました。

翌日は小雨の中、子浦へ移動して、いろいろ各自考えながらのツーリング。西伊豆のスケールの大きな風景を楽しみました。
有志で声掛けして行われたTLW。幹事で準備しながら、本当にいろいろなことを感じ学ぶことができました。幹事の中での反省でも、あれこれ段取りなどの上手くなかったところもあるけれど、アマチュアの練習会として、お客さんを迎えるわけではないので、自分たち幹事を含めて参加者が自分で考えて自分で学ぼうとすることの意義をしっかり確認できたことが何にもまして嬉しかったです。参加者の皆さん、いろいろとありがとうございました。













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