2004年8月13日(金),14日(土) 海の夏休み!紀伊長島キャンプツーリングだっ!(後編)

いつものように朝早く目が醒めます。私はキャンプツーリングの中でも,このひとときが最もお気に入りの時間です。のんびりとコーヒーでも湧かして,早朝の海を眺めてタバコを一服する,幸せなゆったりとした時間です。

この日も朝日が眩しく夏のいいお天気になりそうです。昨日,上陸した所からカヤックを少し移動してあります。満潮線より上に上げたつもりでしたが,朝起きて見ると,昨晩のたき火の位置まで波が洗っていたようですので,けっこうギリギリだったかもしれません。

朝日に輝きを増し始めた空を写し込んだカヤック達。実にイイ絵になります。

私のFirstLightKayaks480Cはスキンのファスナーを空けたままにしていると少しカッコ悪いですね。しかし何より,雨は降りそうにない状況でカヤックを開けっ放しで無防備にしていたのが間違いでした。フナムシの住処となっていてかなり気色悪かったです。

テント地の岩陰の付近にも陽が射してきました。今日も素晴しい天気です。
朝食はTO-BEさんが,鮭ご飯を作ってくれたのと,メチャ旨かった昨夜の角煮,あとは生野菜などを食べました。鮭ご飯,これはもうー美味しかったのひとことです。

朝ご飯をゆっくり取りながら休憩しつつ,キャンプを片付け始めます。

後片付けの目処をつけるぐらいにしておいて,午前中はきれいな海でロール練習等することにしました。

ロールなどなど各自めいめいで練習しています。私はFirstLightKayaksでのレスキュー練習をしたことがなかったので,練習にチャレンジ!

最初はまず,このファルト480Cでロールに挑戦してみました。フルロールではなくハーフ(沈で倒れた側から上がる)でトライしてみたのですが,水中に倒れた瞬間に腰が艇から浮いてしまい,膝で艇を押さえてコントロールするニーブレイスが効かなくなってしまい,あえなく失敗で沈脱。。。カヤックの中のシーソックに大量に水が入り,岸が目の前だったので,泳いで浜に上がりました。
さて,頭の中で,よく先ほどの状況をよく整理して,もう一度海上へ。
今度はひっくり返る勢いで腰が抜けて浮いてしまわないように,ゆっくり倒れてみました。いつもの一気にやるCtoCロールではなく,落ち着いてスカーリングロールをやってみました。が,これまた全然ダメ。やはり腰が浮いてしまって,カヤックを膝でコントロールできず,ずるずると沈脱してしまいました。今度は,沈脱したついでに,リエントリーロールをやってみようとチャレンジ! 水中での状態で,カヤックを返し,シーソックを引っぱり出して,コックピット内をある程度排水しておき,もう一度カヤックを裏返しにします。コックピット脇を両手で握ってから,大きく息をして水中に潜って,身体を逆さまにして,足からコックピットにもぐり込んでみます。これが上手くいけば,後は通常のロールトライです。しかし残念ながら,足がシーソックに絡んでしまうような感じで,上手くコックピットに入り込めずに,あえなく失敗!
う~ん,と思いながら,めげずに気持ちを切り替えて,パドルフロートレスキューに挑戦です。この480Cでは当然,パドルフロートレスキューすら練習したことはなかったので,挑戦です!このカヤックはデッキの中心線上にあるフレームが上に出っ張ったデザインになっていて,デッキにはほとんど平らな部分はないので,上手くできるかどうか心配でした。ところがパドルフロートレスキューをやってみるとこれが以外と簡単にできてしまいました。自分でも『お見事!』と思ってしまいました。荒れた海の状況ではパドルフロートレスキューの有効性は疑問とは言われていて,私も確かに難しいとは思いますが,生きるか死ぬかの状況では,冷静に状況を分析しながら,最後の手段でトライしてみるということが非常に重要です。そんなに波がない状態でなら,私にとっては,やはりパドルフロートレスキューが最も自信を持てます。確実にできるという自覚があるということです。
ともかく我がファルト艇480Cでは,ロール&レスキューは未体験ゾーンだったので,かなり自信になりました。いざということがもしあっても何となくの感覚は想像ができるようになりました。
教訓
1>このカヤックでロールは難しい。>単独行動は危険。
2>最後の手段でパドルフロートは使えなくはない。>必ず携行する。このファルトでも十分使える。

おおー,みんないい天気の中でのんびりと練習です。

ワイフも練習してみたのですが。。。(写真は違います)

さて,ロール練習も切り上げて,カヤックに荷物一式を積み込んで出発準備です。いつまでもココでのんびり暮らしたい,私はそんな気持ちでした。

荷物満載のカヤックで,この波でもワイフはビビリまくりです。高さはそれ程ないのですが,ゆるく長い周期のうねりが来ていました。

赤野島を出発して,一行はゆるゆると漕ぎ出していきました。うねりで水平線が盛り上がっていますが,たいしたものではなく乗って(サーフィン)楽しめるようなものではありませんでした。

赤野島をバックにTO-BEさん,Kさんもゆったりと漕いで行きます。

さて,とりあえず,帰る方向の鈴島を目指します。熊野の山々が折り重なる光景は本当に素晴しいものでした。

Kさんは力強く漕いで行きます。ロールが上手くできなかったことをしきりにお話していましたね。

ゆるいうねりの中,Kさんを先頭に鈴島へ向かっています。

ワイフもTO-BEさんも好調です。

TO-BEさんは,好調に見えて実は少し体調不良の前兆があったらしいです。このツーリング後,ひどい風邪で寝込んでしまったそうです。

Kさんが被っているのはバンダナ,手ぬぐい?タオル?ちょっと覚えていませんが,うまくハマっていますなー。

今回は波も穏やかで風もなく,ワイフも楽勝でのんびりツーリングできたようです。何しろ数キロぐらいしか漕いでないですからね。

鈴島の南側に来ました。出発地から約半分の所です。

鈴島の南側は,岩場が険しいイイ感じの雰囲気です。

ワイフも岩場を漕ぎ抜けて行きます。岩場もこれだけ波がないと目で楽しむぐらいです。(漕ぐ緊張を楽しむことはない)

さて鈴島も抜けて,出発地の浜へ向かいます。お昼前ぐらいです。

見えている私のカヤックは相変わらずスターンの先が水面に浮いてしまっています。そこが直進性の悪さなのですが,見方を変えれば回転性がいいということでもあります。

あれ,向かっている入江が違うぞ,気がついた私達。そう,隣の入江でした。

出発地の入江に入っていきます。水が異常に冷たいことに気がつきました。手を入れてみると確かにそうです。入江の奥に落差を使った水力発電所があり,そこから放水されてくる水が川の水のような冷たさで表面を流れているそうです。腕を水中深くまで突っ込んでみると,確かに下の方は暖かい海水です。

さあ,到着です。お疲れサマー,ですが,この後の片付けがまた大変です。

積み込んだ荷物を全てカヤックから降ろして,私は炎天下の中,木陰にカヤックを運んでからバラシます。ばらすのは難しくないのですが,疲れます。皆さんは海水で軽く洗ってから,ワイフが借りた3分割の不知火のボルトを緩めて分解します

ガンガン,車に荷物を詰め込んでしまいます。一番下の赤いラティチュード・ロールスタッフ Lサイズは,防水バッグとしては横に大きく開くので荷物の出し入れが簡単で,肩掛けベルトを付けて普通のダッフルバッグのように使っていて非常に重宝しています。このようにパドリング後は,PFDやウエア,スプレースカートなどの濡れものを中に突っ込んで車に積むと海水も漏れてこないので,一石二鳥です。
後からTO-BEさんから来たメールで判明しましたが,片付ける時,不知火のバウ側に私達のテントのペグ類を入れた袋が挟まっていたそうで,忘れてきてしまいました。TO-BEさんとのメールのやり取りで,名古屋出張にかこつけて,常神に連れていってもらう時にでも,,,と相成りました。実は既にその予定がTO-BEさんと決まりかけていたのでした。
それにしても,何とも夏休みを満喫した紀伊長島の海でした。もう少し日程的にのんびりしたい所でしたが,昨年の雨に降られ続けた夏休みに比べると本当に天国のようなキャンプツーリングでした。
いつもながら,毎年のようにTO-BEさんにはお世話になりっぱなしです。
いろいろなハプニングもありながら,いつも段取りやらで善くしてくれる素晴しいカヤッカーです。今回も美味しい角煮をごちそうさまでした。そしてKさんの煮貝も最高に美味しかったです。(私は貝類が大好物なのです)そしてキンキンに冷えたビールを漕いで持ってきてくれたClub Riasの大川さんにも感謝です。本当にシーカヤッカーに悪い人はいない,というワイフの説を信じられる気がします。









またまた今年も



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